雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
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今日は事例紹介ではなく、いただいた質問に答えるブログ記事です。

ニチハの『パミール』って何?

僕ら屋根業界の人にとってはパミールって言えば、『あぁ、アレね。』ってくらい通じますが、一般的には知られていない屋根材ですよね。
パミールは住宅用建材の大手メーカー『ニチハ(株)』さんの製造販売していた商品です。
ニチハさんと言えば窯業系サイディングのイメージですが、屋根材も作っていたんですよ。

でもね・・・
結構問題が出る商品だったんです・・・

パミールは1996年~2009年まで販売されていた住宅用化粧スレートと呼ばれるものの一つ。
アスベスト(石綿)問題が出ていた時期でアスベストの入っていない屋根材として当時は大手ハウスメーカーさんも使っていたくらいの屋根材です。
商品の上部にパミールの文字も入っています。

アスベストは繊維状の物質でセメントのつなぎ材として強度を高める素材として重宝されてきました。
そのアスベストが使用できなくなっため、各社はどんな繊維を使用するかなど研究を重ねたそうです。
ニチハさんのパミールはパルプ繊維等を使用したんです。
パルプは踏み割れ強度には効果があるのですが吸水性が高いという特徴があり・・・
これがパミール独特の劣化を生んでしまっているんですね。

パミールの経年劣化はカラーベストと同じように色落ちがあります。
約10年程度で再塗装の必要が出てくるのですが、他にもこんな症状が出てしまうことがあります。
それは基材の剥離現象です。

ミルフィーユのように表面からペリペリと剥がれていってしまうんです。
カラーベストと同じような商品なのに経年劣化の具合に差が出るのは製造方法の違いがあるんだそうです。

同じ化粧スレートであるカラーベスト・コロニアルとの大きな違いは製造方法です。
カラーベストは乾式製法。
一方、パミールは湿式製法(抄造法)、この違いが2つ目の問題点。
抄造法(しょうぞうほう)・・・和紙を造るように、紙すきの製法で数層に重ね上げて成形。
その後、プレス成形されていますが、この層は素材の中に残存します。
この層に沿って、パミールが層状にはがれることになります。(6層あります。)
引用元 三州瓦の神清より

これが表面剥離の原因なんですね。

こうなると再塗装はできなくなるので、ご了承ください。
製造方法の違い、そしてパルプ繊維を使用していることによる吸水率の高さが経年劣化を早める原因なんですね。

パミール屋根のリフォームは撤去して葺き替え工事を行うか、上から重ね葺きするカバー工法での対応になります。
もしパミールが屋根に使用されていてお困りの方がいらっしゃったらご相談くださいませ。

気になる箇所を見つけた場合は、建築してもらった住宅会社さんや屋根工事店にご相談ください。
相談先がない方、愛知県内・高浜市近郊の方はマルワ瓦工業にお問合せいただけたらと思います。
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