今回は屋根上に載っているちょっと変わった瓦についてです。
この記事を読んで、屋根上を見上げる機会が増えてくれたら嬉しいなって思います。
そんな思いで書いてみますので、よろしくどうぞー。

あなたの知らない飾り瓦の世界

屋根の上にはメインとなる桟瓦以外に、鬼瓦などのちょっと変わった瓦が載せられています。
その中でも、人や動植物などの形をした飾り瓦があります。
これがいろんな形があって凄く面白いなと思うんです。
形もですが、飾り瓦にはお家の方の想いが込められていたりするんですよー。
っということで、近所のお寺や神社などで見つけた飾り瓦をちょっと紹介しますね。

鯱(シャチ)

お城の屋根でも見ることができる鯱。
名古屋城の金の鯱も有名ですよね。
これは姿は魚で、頭は虎という想像上の動物。
水にまつわるモノとして火事除けや、水難を防ぐという想いが込められているんですね。

狛犬(こまいぬ)

狛犬は獅子や犬に似た日本の獣で、想像上の生き物とされています。
神社の入り口に両脇に置かれていることがありますが、屋根上にのせられていることもあります。

口の開いている阿形、口をつむっている吽形が対で設置されていますので、探してみてくださいませ。

水関係の飾り瓦は『火事除け』の願いが込められたモノ。
また鯉は『来い』に通じて千客万来の願いも込められてるんですって。

烏天狗(からすてんぐ)

天狗は一説には仏法を守護する八部衆の1つ迦楼羅天(かるらてん)が変化したモノとも言われてます。
そういう意味からお寺の屋根上に飾られてるのかも知れませんね。

牡丹(ぼたん)

牡丹は中国原産で幸福・富貴を意味する陸生の花の王と言われています。
幸福や富貴の願いを込めて牡丹が多く使われてるんですね。

仙人

屋根上に人の形をした仙人様を形どった飾り瓦が載せられているのを目にすることができます。
鯉に乗った琴高仙人(きんこうせんにん)や、亀に乗った黄安仙人(こうあんせんにん)が有名です。

いずれも長寿の願いが込められて仙人が載せられているんですね。

Instagramやってます

マルワ瓦工業の名前で各種SNSでもいろんな投稿をしています。
特にInstagramは飾り瓦や鬼瓦などの写真もたくさんアップしています。
皆さんが屋根に興味を持って上を向いて歩いてもらえたらって思ってます。
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