普段、何気なく瓦の商品や種類について会話していますが、業界用語なんだなと再認識しちゃいました。

『和形のマンジュウを2枚とマンジュウカド大1枚積んでおいてぇー。』

え?マンジュウ?饅頭?饅頭の大?巨大な饅頭?
完全に業界用語で会話してるんですが、一般の方からしたらチンプンカンプンなことってどの業種でもありますよね。
ってことで、今日は瓦の種類について少しお伝えしたいなと思います。
実は、今の瓦って昔と違って形状や色が豊富になっており、お客さんにとってはたくさんの種類の中から選ぶことができる時代なんです。
ビックリするくらい種類や色があるので、分かりやすく系列で紹介したいと思います。
知ってみると興味が出たりすると思うので、ちょっとだけお時間くださませ。

瓦の形状は大きく分類すると4種類

J形・和形(和瓦)

瓦の形というと、この形を皆さん思い浮かべるのではないでしょうか?
瓦の絵を描いてと言って、これ以外の形状を描くような人は変わり者かも知れませんね。

 

画像引用元 愛知県陶器瓦工業組合より

これは日本の昔ながらの形をした『和瓦(わがわら)』とか『J形』って呼ばれる瓦の種類です。
昔ながらの街並みに似合う情緒ある日本の景色を思わせる形が美しいですよね。

平板瓦・F形瓦

最近の瓦の形状はフラットな形状のモノが増えてきています。
波型の大きな和瓦と違い、少し平らでサイズもちょっと大きめの瓦が『平板瓦(へいばんがわら)』と呼ばれる瓦のタイプです。

画像引用元 愛知県陶器瓦工業組合より

最近のトレンドとして、この平板瓦が主流となりつつあります。
この平板瓦の中で、もっと凹凸の少ないスタイリッシュなタイプの瓦を選ぶ方も増えています。

画像引用元 愛知県陶器瓦工業組合より

粘土を焼き上げて作る瓦という素材は同じですが、形状が違うだけも見た目の印象は大きく変わってきますよね。
それがまた楽しいんですけどね。

S形瓦

瓦の中には、西洋風というかヨーロッパ風の瓦があります。
もともと、ヨーロッパのスペイン瓦に似せた形状で丸部分の凹凸が大きい瓦で『S形瓦』と呼ばれています。
オレンジ色系の明るい色合いを使うと可愛らしい雰囲気が似合う南欧風の建物になります。

画像引用元 愛知県陶器瓦工業組合より

M形瓦(F形のジャンル)

S形瓦とF形瓦の両方の特徴を併せ持った瓦の形状が『M形瓦』。
S形のような山が高く波上の見た目が美しい瓦です。

画像引用元 愛知県陶器瓦工業組合より

実は今までの瓦よりもちょっとだけ軽かったりもします。

まとめ

本当は瓦の製法的な話までいきたかったのですが、長文になってしまうので今日はこの辺で。
瓦は大きく形状で分けると4タイプに分けることができます。
昔ながらの和瓦に始まり、ヨーロッパ調のS形瓦が作られて、フラットなタイプの平板瓦が主流となりました。
皆さんのお家の屋根は何が使われてるかな?
もしかしたら瓦屋根じゃないのかも知れませんね。
屋根を見上げる機会になってくれたら嬉しいです。