雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
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今回は一部で噂の屋根材・・・アーバニーについての注意喚起的なブログです。

塗装すると雨漏りすると噂のクボタのアーバニー

旧・クボタ(現・KMEW)のカラーベストの一つでアーバニーという商品がありました。
ランダムに天然スレートを葺いたような高級感溢れるデザインが魅力な商品でした。
でもね・・・コレが結構不具合が多くて相談がよくある屋根材なんです。

スリットが深く入っており、とっても素敵な表情を与えるのですが・・・
このスリットの深さが不具合の原因の一つとなっているんです。
スリットのおかげで小さく独立した屋根材のように見えるのですが、強度不足でよく割れてしまうんです。
割れた破片が屋根から下に落ちて気づくケースもあるのですが、屋根上からの落下は危ないですよね。

アーバニーも年代によって違いがあるのですが、アスベストを抜いてから強度が落ちているようです。

アーバニーシリーズの歴史

アーバニー 1982年から1994年まで アスベスト含有
ニューアーバニー 1994年から2001年まで アスベスト規制により段階的にアスベストの含有率が引き下げられる
アーバニーグラッサ 2001年から2005年まで ノンアスベスト
このうち問題となっているのが、アスベストの規制により、アスベスト含有率が1~0.1%と段階的に引き下げられていった“ニューアーバニー”と、完全にアスベストを使用しなくなったノンアスベストの“アーバニーグラッサ”です。
引用元 ナタリールーフHPより

また、再塗装後に雨漏りしてしまうと言われる原因もこのスリットの深さと強度の影響です。
これは以前ブログにも書いた塗装時の縁切り不足により水の逃げ道を塞いでしまうことによる雨漏り。
縁切りを知らないのか、タスペーサーを入れる時の強度不足による割れを恐れて使用しなかったのか。
縁切りをサボってしまったのか・・・
結果的に再塗装が雨漏りの原因になってしまっています。

アーバニーの雨漏り事例

アーバニーの塗装時の縁切り不足による雨漏りの場合は、端部ではなくメインの平部で雨漏りします。
よくある雨漏り事例がケラバ部分・谷部分・棟部分などの端部が多いのとは対照的です。
ルーフィングが敷かれていても雨漏りするんですよね。
劣化によるちょっとした裂けめや釘穴から入り込むんでしょうね。
おかげで下地の木材もこんな感じに。

ということで、下地の木材から交換です。

雨漏りで腐朽した部分の下地をカットして撤去。

構造用合板(コンパネ)をサイズに合わせてカットしてはめ込んで固定。

上から防水のためのルーフィングを設置して雨水が入らないように重ねていきます。

あとは新しい屋根材を葺いていったら雨漏り修理工事は完了です。

下地の状態によってはカバー工法で上から屋根を重ね葺きする屋根リフォームも可能ですので安心してください。

気になる箇所を見つけた場合は、建築してもらった住宅会社さんや屋根工事店にご相談ください。
相談先がない方、愛知県内・高浜市近郊の方はマルワ瓦工業にお問合せいただけたらと思います。
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