雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
高浜市で工事させてもらった瓦屋根が面白い仕様だったので事例紹介です。
ちょっとした工夫をするだけでオリジナリティー溢れる屋根にすることもできるんです。

平板瓦の切妻巴部に家紋を取り付け

和瓦は軒先瓦や袖瓦、棟瓦、鬼瓦と様々な仕様を選ぶことができオリジナリティーを出せるのも魅力の一つ。
対して平板瓦は部分ごとに選択することができる瓦が少なく、ほぼ同じ仕様になります。
隣のお家と全く同じ仕様になることもあるんです。
瓦以外の他の屋根材では仕様を選択することもできず、同仕様しかないんですけどね(笑)。

今回の瓦屋根ではお施主さんの意向で平板瓦の切妻巴と呼ばれる瓦に家紋を取り付けることになりました。

こんな感じで取り付けるだけで存在感がありますね。
通常の切妻巴瓦に陶器製の家紋を取り付けるのですが、取り付け方も紹介しときます。
まずは瓦の裏側から穴を開けて銅線で縛ります。
鬼瓦への取り付け方とほぼ同じですね。

瓦用のボンドでも補強し、家紋上部には雨水の入り込みを防ぐためコーキングを薄く塗ってあります。

正面から見るとこんな感じになります。
存在感ありますねぇーーー。

たったこれだけでオリジナリティー溢れる屋根になるので、個人的にはオススメです。
昔は鬼瓦に家紋を入れるのもスタンダードだった時代もありますが、現在は平板瓦主流となって家紋を取り付けることもなくなってます。
我が家のルーツでもある家紋を取り付けるだけで、雰囲気も良くなりますね!

家紋のサイズや色の話

平板瓦に家紋をつけてみたいって思った方にサイズや色のことも参考になればとご紹介しておきます。
まずは色味についてですが、家紋は基本的には新銀色(陶器)・いぶし・金焼き・ブラックと金の色分けの4種類。
下の写真は左から新銀色、金焼き、ブラックと金の色分けです。
(いぶし色を撮り忘れました)

まずは家紋の色味をどうするかを決めるのが大事です。
瓦の色との相性もあるのでよく考えてみてくださいね。
特注にはなりますが、瓦の色に合わせて茶色とか緑色とかも作成することは可能です。

次に家紋のサイズについてですが、僕らもピンと来なかったので瓦用の家紋のプロのとこで現物で確認してきました。

(株)丸市さんには想像を絶するくらいの量の家紋があります。
個人的に昔から仲良くさせていただいてるので、社長さんに電話一本入れて撮影させてもらいました。

オリジナルサイズを作成することもできますが、既存のサイズで利用できた方がお値打ちなのでこんな感じで撮影してお客さんに決めてもらいました。
今回は4寸サイズで取り付けましたが、バランス的にも4寸くらいが良いなぁって思いました。

っということで瓦屋根にもオリジナリティーが出せるといいですね。
こういう普段あまりやらない工事ってワクワクしちゃいます。

屋根で気になる箇所を見つけた場合は、新築時の住宅会社さんや屋根工事店にご相談ください。
高浜市近郊の方はマルワ瓦工業にお問合せいただけたらと思います。
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