雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
個人的に好きなトップライト(天窓)ですが、経年劣化による雨漏り発生も多い部分の一つ。
トップライトのついている住宅ってカッコイイなって思っちゃいます。

トップライトのメリット【通風・採光】

トップライトには見た目のカッコ良さだけでなく、品質的に素晴らしいメリットが2つあります。

通風4倍

トップライトは部屋の上方に設置されるため、通常のサッシ窓よりも通風効果が高く4倍あると言われています。
サッシ窓とトップライトで入口と出口を設けて、風の通り道を作ってあげることで通気性がアップするんですね。
換気に気をつけなければいけない時期なので、効果ありですね。

採光3倍

もう一つが横向きについているサッシ窓は片側からの採光しか取れませんが、トップライトは天井に着いているため、日中は全方位的に外の明るさを室内に入れることができること。
採光はサッシ窓に比べて3倍採れると言われていますが、設置場所等によって採光の計算が違うそうなんで建築家の方にご相談くださいませ。
日中は電気いらないくらい明るいので、これは素晴らしいメリットだと思います。

トップライト周りの雨漏り

トップライトには素晴らしいメリットがあるのですが、適切なメンテナンスを行わないと雨漏りにつながってしまうリスクもあります。
一番外側の屋根面に穴を開ける訳ですから、リスクはあるのは分かっていただけるかと思います。
トップライトメーカーも二重三重の板金等を使った雨に対する備えを考えてくれています。

今回はトップライト自体からではなく、トップライト周りから雨漏りにつながってしまった事例です。

トップライト下部の防水シート劣化

トップライトと屋根材との取り合い部分には板金と防水シートが使われています。
トップライト下部の白っぽいモノが防水シートです。

この防水シートが経年劣化により穴が空いてしまい、そこから雨水が侵入して雨漏りとなってしまいました。

トップライト周り雨漏り修理

それでは、今回の雨漏り修理の流れを簡単に説明していきます。

トップライト周りの屋根材・桟木撤去

まずは問題となったトップライト周りの屋根材を撤去して状態を確認。

水が流れた後がルーフィングについていました。
桟木も雨水の影響で傷んでしまっており撤去。

ということで、周囲の桟木も含めて撤去。

ルーフィングの増し張り

トップライト周りに防水性強化のために粘着系ルーフィングを増し張り。
瓦を留め付けるための桟木も再施工。

瓦再設置・防水シート増し張り

最後は外した瓦の再設置を行い、トップライト下の防水シートも増し張りして終了。
今回は防水シートを新しく設置した上に、さらに既存の防水シートも穴を塞ぎ再設置して二重にしてあります。
これでバッチリですね。

トップライトはメリットもあるが、適切なメンテナンスをしないと雨漏りする可能性もあります。
住宅は建てたら建てっぱなしにするのではなく、メンテナンスもしてあげて欲しいなと思っています。
早い段階で不具合を発見できれば、大きな金額のかかる工事になる前に対応が可能。
高浜市周辺、西三河エリアの屋根のことでしたら、僕らに相談いただければと思います。
屋根で困っている方のお助け隊を自負するマルワ瓦工業より。