雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
今回は半田市の屋根修理に関する事例紹介です。
この物件は、ずっと増築工事だと僕は思っていたのですが・・・
減築工事だと知ってビックリです。
駐車場の広さが必要となり、思い切って建物を減築してスペースの確保を行ったそうです。
最近は増築だけでなく、減築も増えてきてるんですって。
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて建物も対応させていってるんですね。
SDGsと書いたんですが、Twitterの投稿にコメントいただいて嬉しくて利用させていただきました。

既存の古い瓦と新しい瓦の融合

今回は減築ということで建物を小さくします。
既存の屋根を切断して小さくしてる屋根面もありました。

この切断部分を加工して、端部の処理を行っていきます。
ここで力を発揮したのは屋根材の和瓦の統一性。
和瓦は日本のJIS規格でサイズが規定されており、50年前に作られた和瓦も・今作られている和瓦も基本的なサイズは一緒なんです。
サイズが一緒だからこそできる修理がコレ。

和瓦だからこそできる修理

まずは下の写真をご覧ください。
右から3列目までが今の瓦、4列目以降の左側は新築当初から載せられている瓦です。

サイズが一緒だからこそ隣同士で違和感なく連結することができるんです。
こんなことが可能なのは和瓦だけ!
他の屋根材だったとしたら・・・
商品ごとに寸法規格も違ったりして、並べて施工することはできません。
和瓦だからこそ修理という選択肢がでるんですよ。
ここはもっと注目されても良い和瓦の利点だと僕は思います。

大きな地震が来ると瓦がズレた、落ちたと悪者のように扱われてしまいますが、和瓦だからこそ修理ができたのも事実。
他の屋根材だったら葺き替え工事しかできず、費用ももっとかかってしまってたと思います。

ちなみに反対の面は瓦と屋根地の寸法が合わなかったので、途中に伏間瓦を入れて調整して納めました。
これはこれでカッコよくないですか?

また、施工方法も既存屋根面とのバランスを考えて、ビスではなく銅線での緊結で対応しています。
新たな屋根面は新しい瓦で施工させてもらいました。
新しい瓦ならではの美しさもいいですね。

っということで、今日は和瓦の凄さをお伝えしてみました。
昔ながらのモノは古臭いのではなく、長く使われているモノには意味があるってことを知ってもらえたら嬉しいです。
古き良きものを大切にしたですね。