雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
今回は豊明市の棟修理工事についての事例です。
先日、和瓦の乗る瓦屋根の棟部分の修理をしてきました。
のし積みされた棟だったのですが、経年劣化により修理が必要な感じでした。
漆喰剥がれや屋根土の流出によって雨漏りに繋がってしまいそうな感じに。
この仕事は、なんと同級生のお風呂屋さんからの紹介案件。
持つべきものは同級生ですね!
7寸丸一本伏せ仕様で軽量化
全体の屋根調査をしたところ、棟部以外はしっかりしていたので棟修理のみで対応。
漆喰ハガレをやり直すのならば、せっかくなので棟の耐震化もしたいとのことで、軽量化も兼ねて7寸丸の一本伏せ工事に。
まずは既存ののし積みされた棟部分を解体して撤去することに。
個人的にはのし積みされた屋根が好きなんですけどね。
瓦と土を撤去して防水シートを増し張り。
7寸丸と呼ばれる上から被せる瓦を固定するための棟金具や芯材も準備。
メインの和瓦部分と7寸丸の間の隙間もシルガードと呼ばれる湿式部材を詰めて防水もバッチリ。
瓦職人は漆喰工事のための鏝(コテ)も上手に使えて一人前なんですよ。
これも熟練の技ですね。
最後は7寸丸と呼ばれる棟瓦を上から被せて、ビスで芯材に留めつけて終了です。
ビシーっと直線が出るように調整して工事完了です。
瓦のみの重さで言うと、のし積み5段+丸で約11.6キロが7寸丸1本伏せになると約3.4キロ。
漆喰や木材、鬼瓦とか細かい部分のことは置いておいて、棟部分の瓦は約70%軽量化できたことになります。
棟部分の瓦だけの軽量化ですので、勘違いしないでくださいね。
棟部分の修理をする際にはこういう軽量化の仕様もできるので、お気軽にご相談くださいませ。
気になる外観の違い
のし積みの棟から7寸丸一本伏せの棟になると全体のイメージはどうなるのか。
それでは、屋根全体の写真をご覧くださいませ。
まずはBefore。
THE和瓦の安定感がいいですよねー。
そしてAfter。
天気の関係で色味がアレですが、伝わりますでしょうか?
少しスッキリとしてシャープさが出るかなと思います。
どんな印象を受けますか?
こういった屋根の修理も得意ジャンルなんでバッチコーイ!
それでは、本日もご安全に!