雨漏り修理・屋根修理に強い高浜市のマルワ瓦工業です。
今回は豊田市での金属屋根のカバー工法での換気棟設置事例の紹介です。

換気棟とは?

まず最初に換気棟って何だろう?って話ですよね。

軒先に設けた換気(吸気)孔から外気を取り入れ、屋根の棟(頂部)に設けた換気(排気)孔から、小屋裏内にこもった熱気や湿気を排出するのが、小屋裏換気です。その屋根の棟(頂部)に設けた換気(排気)孔が換気棟(棟換気)です。住宅金融支援機構の「木造住宅工事仕様書」を基にした小屋裏の換気必要面積の最低基準が規定されており、小屋裏の天井面積に対して吸気孔及び排気孔の有効換気面積が求められています。
引用元 ハウゼコより

簡単に言うと、小屋裏の暑くなった空気を外に出すために屋根のテッペンにつけられる通気用の穴のこと。
小屋裏に溜まった熱気の逃げ場がないと結露などで野地を傷めることもあるので大事な部材なんですよ。

換気棟には様々な商品があり、太陽光発電パネルで発電してファンを回して強制的に換気するようなタイプまであるんです。
屋根材の下に入っているタイプも多く、外観からは換気棟が付いているかも分からないんですけどね。

カバー工法でも換気棟設置

マルワ瓦工業では金属屋根材(Tルーフ・セネター)でのカバー工法する場合も基本的に換気棟を設置してます。
どうしても付けれない場合もあるので、基本的にと書かせてもらいます(念のためね)。
ということで、どんな風に換気棟を設置しているか普段目にできない部分をご覧ください。

まずは棟板金を外して屋根下地に換気用の穴を開けます。
既存の換気棟がある場合はその穴を利用しますが、ない場合は切断して穴を開けます。

施工した棟部の板金に通気用の穴を開けておきます。
防水のために上部は立ち上げておくのもポイント。

その後、両サイドに止水のシーラーと換気部材を設置します。

マニュアルには貫は不要となってますが、棟部材の側面もビス留めしたいのでマルワでは入れてます。

最後に換気棟の上部を覆う棟部材を設置して完了です。

セネターもTルーフも換気部材の上部の棟板金は少し大きくなるので、接合部の納めもしっかりとね。
施工後はこんな感じです。

屋根裏の空気を換気するための換気棟について紹介してみました。
気づかれない部分だけど僕らは大事だと思ってるので、今後も装着していきまーす。

気になる箇所を見つけた場合は、建築してもらった住宅会社さんや屋根工事店にご相談ください。
高浜市近郊の方はマルワ瓦工業にお問合せいただけたらと思います。
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