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再塗装をオススメできない屋根材とは

住宅の屋根リフォームを数多く経験していくと再塗装をオススメできない屋根材があることが分かってきました。
瓦のように焼成時の化学変化で色付けをする屋根材以外は基本的に塗装で色付けをしています。
塗装は経年劣化によって色落ちしてきてしまうため、再塗装をするのが一般的な屋根リフォーム。
しかし、再塗装をオススメできない屋根材があるんです。
今回は、その屋根材を商品名と理由を含めて紹介していきたいと思います。

キーワードはノンアスベスト

再塗装をオススメできない屋根材のことを調べているとアスベストというコトバが大きく関係してくることが分かりました。

石綿(アスベスト)は繊維状の鉱物で優れた物理的特性により『奇跡の鉱物』と呼ばれ、建材や工業製品に広く使われていました。
しかし、アスベスト繊維の吸引による健康被害の影響から1995年に労働安全衛生法によりアスベストの規制が強化され、2006年には全ての種類のアスベストが全面禁止となってきました。

そのアスベスト規制に伴い、屋根業界でもアスベストを使用しない屋根材へと移行していきました。
2001年頃から移行し始めた初期の頃の屋根材に不具合が多く見られたんです。
ノンアスベスト商品に切り替わったことで強度不良が数多く発生してしまい、再塗装をオススメできない状態になってしまっているんです。

再塗装をオススメできない屋根材7種類

ここからは商品名を挙げながら説明していきますね。

セキスイかわらU

まずは積水化学工業が販売していたセキスイかわらU(通称:U瓦)。
平らな化粧スレート(カラーベスト)をカバー工法する時に数多く使われました。

実は・・・コレ・・・大クレーム商品なんです。
アスベストが入っていた時期もありますが、ノンアスベスト化してさらに強度が悪化。
簡単に言うと、経年劣化で強度不足となり現地調査で屋根に上がっただけでも簡単に割れてしまうため、再塗装をすることができない屋根材なのでお気をつけください。

パミール

お次はニチハの大クレーム商品と呼ばれるパミール。
石綿スレートが主流の頃にいち早くノンアスベスト化した屋根材。
アスベストの代わりにパルプを使用していたのですが・・・

経年劣化で水を吸ってしまいミルフィーユ状に表面が剥離してしまうんです。
このような状態では色がのらないため、再塗装不可の商材として有名です。

アーバニー(旧クボタの製品)

1982から2005年まで高級感溢れるカラーベストとして数多く採用された商品です。
1994年から発売されたニューアーバニーはアスベスト規制に伴いアスベストの含有率が下げられました。
2001年からはアーバニーグラッサとしてノンアスベストタイプになったのですが、こちらも強度不足。

アーバニーはデザインが特徴で1枚のスレートの下端の長さが変えてありランダム調のスリットが入っていて、小さなスレートが何枚も葺いてあるようなオシャレさがあります。
しかしこの細かいスリット形状の部分からヒビや割れが発生しやすいんです。
リフォームする前段階で割れている部分もありますが、再塗装をする際の高圧洗浄や、縁切り作業の際に割れてしまうことが多いため再塗装はオススメできない屋根材です。

コロニアルNEO(旧クボタの製品)

2001年にニューコロニアルの後継として販売されたノンアスベストスレート屋根材がコロニアルNEO。
名前からして後継機って感じですね。

こちらもノンアスベスト化された初期商品のため、やはり強度不足の症状が出ております。
色の退色やひび割れが多く見られ、割れてしまっていることも多いんです。
新材料の切り替え時期はどうしても不具合が見られるんでしょうね。
再塗装に伴う高圧洗浄時に割れが生じやすく、再塗装のオススメはしにくいです。

グリシェイドNEO(旧クボタの製品)

2001年から販売されたノンアスベスト化された初期の頃の商品であり、強度不足と言われております。
直線的な形状がキレイなカラーベストですね。

直線的なデザインなんですが、反りの発生が見られてそこからヒビや割れが発生が見られます。
また、パミールほどではないけども剥離現象も見られるため、やはり再塗装はオススメではないですね。

ザルフ・ザルフグラッサ(旧クボタの製品)

こちらも旧クボタの製造・販売された商品でザルフの高耐候仕様がザルフグラッサとなっています。
2001年から2006年の間に製造されたものはノンアスベストとなっているため、同じように強度不足が見受けられます。

強度不足によりヒビや割れが発生しやすく欠けてしまっていることも・・・
パミールほどではありませんが、層状剥離も見られるカラーベストです。
ですので、こちらも再塗装はオススメしにくいかと・・・

レサス(旧・松下電工の製品)

レサスはKMEWの前身である松下電工から製造・販売されていたカラーベストの商品名。
同じレサスの中にも商品名により細かな形状の違いなどがありますが、同じような不具合が発生します。
ノンアスベスト屋根材として1999年から2006年まで製造されており、アスベスト規制直後の初期商品。

反りやヒビ、割れや欠けなどが多く見られます。
コレも旧クボタ製品と同じように再塗装時の高圧洗浄に耐えられないかも知れませんね・・・

まとめ

屋根材には再塗装できない、再塗装をオススメできない商品がある。
セキスイかわらU、パミールは再塗装不可。
アーバニー、コロニアルNEO、グリシェイドNEO、ザルフ、レサスは強度不足で割れや欠けが多く再塗装はオススメできない屋根材です。
この強度不足はアスベスト規制に伴い、ノンアスベストの商品に切り替わった初期商品に不具合が数多く見られます。

自宅の屋根材の商品名を覚えている方ってほとんどいないんじゃないかな?
そんな時は屋根材の割れや欠けなどが多い時には再塗装ではなく、他の方法での屋根リフォームを検討してみてくださいね。
では、再塗装以外となると・・・2つの方法があります。
1つは既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を施工する葺き替え工事。
2つ目は既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ね葺きするカバー工法。
長くなり過ぎてしまったので、それはまた追々・・・
他の記事からご覧いただけたらありがたいです。

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